ダライ・ラマの一日とは?

09.04.27 by   カテゴリー : ニュースあれこれ,

 チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は(現在訪米中)は一体どうやって一日を過ごすのだろう?ふと、疑問に思ったことはないだろうか?英サンデー・タイムズ紙(4月26日付)に、自分で一日の生活をつづったコラムが掲載されている。

 これによると、起床は午前3時半。すぐに祈る。そして、「仏陀とは何か」「自己とは何か」など、分析を含めた瞑想に入る。「人間は全て同じなんだ。みんなが幸せを求め、苦しみたくないと考えている」。

 次に、運動用マシーンに乗って、40分ほどジョギングをする。レール部分につかまっていると、ジョギングをしながら、祈り、瞑想も出来るそうだ。しかし、しっかりつかまっていないと、「落ちてしまう!」

 朝食は午前5時半で、おかゆのようなものを食べる。次にトイレで「重労働」。ここで「??」と思ってしまった。昨年10月、たんのうの手術をしたそうである。時々、「ふんばらないと」いけないそうだ。本当にそんなことを書いているのかなと思わず、この箇所を数度読んでしまった。

 ラジオをよく聴くそうで、主にBBCだが、アメリカからのチベット語放送も聴く。その後、5時間ぐらい瞑想する。

 昼前に事務所に行き、様々な用事を片付けたり、会議に出る。チベットの経典を研究したり、(現在住んでいる)インドの新聞や米タイム、ニューズウイークを読んだりする。そしてお昼。

 時々、どこが「家」なのか?と人に聞かれることがあるという。生まれてから25年間チベットに住み、50年ほどをインドに住んでいるので、住居があるダーラムサラが「ホーム」だと考えている。

 庭には様々な花や植物があって、これを眺めるのも好きらしい。石や数珠を磨くこともある。メカニックなことが得意で、前に米国人のジャーナリストが取材に訪れてカメラが壊れたというので、見てみたら、直せたことがあったという。

 午後にまた事務所に戻り、取材を受けたり、チベット亡命政府の関係者に会ったりする。

 昨年3月、チベットで僧侶を中心とした暴動が起きた。中国側は「いつもダライ・ラマが暴動を起こした」というけれど、チベット人には「働くように、デモはしないように」といっている。

 午後5時、お茶を飲む。1時間か2時間、瞑想する。7時には眠る。よく眠れるそうだ。後どれぐらい生きているか分からないが、チベット人と中国人の間で解決策が見つかればいいと思っている。「難しい」。もし問題が解決するなら、明日死んでもいい、と思っているそうだ。

 ジャーナリストに「あなたは最も尊敬されている指導者です」と言われたとき、「私はただの僧侶なんです」と答えている。1000年前のチベット人の師が、「多くの人があなたを尊敬するとき、自分は最も低い人間だと思いなさい。そうすれば、偏見や傲慢さを持たないようになる」といったという。ダライ・ラマは常にこれを実践するようにしているそうだ。

 なんだか、ダライ・ラマに一歩近づいたような思いがするコラムだった。

 

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