ジェノサイドの主犯とされるカラジッチ被告が旧ユーゴ戦犯法廷に初出頭

09.11.03 by   カテゴリー : ニュースあれこれ

 ボスニア戦争(1992-1995年)での戦争犯罪、人権違反のジェノサイド(大量虐殺)などの罪に問われている元セルビア人勢力指導者ラドバン・カラジッチ被告(64)が、旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷(オランダ・ハーグ)に3日出廷するかどうかが危ぶまれていたが、同日の現時時間14時15分、「ついに法廷に初出頭した」と仏語新聞「エル・ワッタン」やフランス通信(AFP)が伝えた。

 カラジッチ被告は黒い背広とピンクのワイシャツに赤いネクタイ姿で現れた。先ず初めに「沈黙しません」「総てを告白します」と誓約し、その後で被告は「何故自分が逮捕されなければならないのかその理由がわからない」と語った。

 同法廷は10月26日から同被告欠席のままに開廷されていた。今月1日の裁判長に向けた手紙の中で、被告は「自分がこの法廷に出席するのは光栄なことである」「手早く片付けるのではなく」「公正な裁判の解決法を見つけるよう希望する」と書いていた。また、弁護士無しの裁判をするのかと非難し、自分の無実を訴えた。

 既に弁護側の準備が整ってないとする時間稼ぎで裁判は数ヶ月も引き伸ばされてきてた。

 ボスニア・ヘルツェゴビナ戦争では1万人が民族浄化され、220万人が国外追放された。特に1975年7月にイスラム教徒の大人と子供7000人ほどが大量虐殺された。サラエボでの戦闘では1万人の市民が犠牲者となり、アラン・ティエジェー検事はこの事件の責任者で司令官であったカラジッチ被告を告発している。

 カラジッチ被告は13年の逃亡の後にセルビア共和国の首都ベオグラードで2008年7月に逮捕された。この裁判に際し、虐殺にあった子供たちの母親がオランダの国際刑事裁判所の前で集会を開いた。

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