忘れられたアフガン戦争に警告 Newslog USA
9年に及ぶアフガン戦争は、もはやメデイアのトップ記事に現れない。しかし、今だ軍事行動は続き、軍事費は毎月約70億ドル。最近、アフガン戦略調査特別委員会は、進展のないアフガン戦争での高コストに関して警告レポートを発表している。
過去2か月、米軍はカンダハルの南パシュトゥーンで、武装勢力追い出し作戦を行ってきた。しかし、作戦は成功とは言えず、11月の2日間だけで10人のNATO軍が死亡。長引く戦闘で地元の多くの農夫は穀物を失い農場を離れ、カンダハルのスラム地区で日雇い労働をせざるをえないという。
これらのニュースは、最近ではメデイアにはあまり登場しない。よって多くの市民には、膨大な軍事費が使われていることも驚異である。
今回の中間選挙で、共和党は企業救済、緊急経済対策など膨大な政府支出を非難してきた。しかし、この膨大な軍事費に関して批判は上がっていない。共和党支持者の多くは、「防衛費」は削減すべきではないと思っている向きはあるが、軍事費情報が十分伝わっていないこともある。
12日発表された警告レポートは、アフガン・パキスタンでの米戦略に関する「独立した調査特別委員会」が発表したもの。オバマ政権の12月の米戦略レポートに先立って発表された。委員会は、リチャード・アーミテージ元国務副長官を中心に軍関係者、学識経験者、ジャーナリストなど25人からなる。
同委員会は、アフガニスタンでの治安部隊訓練の改善など、希望的兆候は見られるが、他の点では奨励すべきものはないという見解を示している。
98頁に及ぶレポートでは「米国は、パキスタン・アフガニスタンの安全な将来を構築するよう統率するべきである。直面する現実の脅威に注意しながらも、現在の軍事コストを考えなければならない。もし進展する兆しが見えなければ、これらの軍事費は受け入れがたく、軍事活動を狭めるべき。9年の戦争の後、時間と忍耐には限界がある」としている。
このレポート発表の翌日、米紙ワシントン・ポストとのインタビューで、アフガニスタンのハミド・カルザイ大統領は、米軍行動を縮小するよう望むと話した。オバマ大統領は、来年7月から現在駐留の約10万の兵士を撤退させ始め、2014年に戦闘任務を終える予定としている。
(写真:アフガン、ヌリスタンで 国防省マルチメデイアより)




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